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ラウンドテーブルの構成と実行

分析フェーズと専門 Agent を設定し、読み取り専用の機関投資家モードで検証します

機関投資家モード(Institution Mode)は Web UI の Institution/institution にあります。中心となるラウンドテーブル(Roundtable)では、問いを構成可能な分析フェーズと専門 Agent へ渡し、最後に一つのレポートへまとめます。

ラウンドテーブルは調査だけを行い、注文や資金移動は実行しません。結論に基づく行動は、別の依頼として開始します。

標準ラウンドテーブルから始める

  1. サイドバーから Institution を開きます。
  2. Institution セッションを新規作成するか、既存のものを開きます。
  3. 単一銘柄、複数銘柄、または自然言語の投資質問を入力します。
  4. メッセージを送り、標準の七段階ラウンドテーブルを実行します。

例:

BTC を6〜12か月の保有期間で分析してください。

BTC、ETH、SOLを比較し、リスク調整後の条件が最も良いものを選んでください。

決算前のNVDAを、期待、バリュエーション、下振れリスクに重点を置いてレビューしてください。

資産を確実に識別できない場合、Minara は本調査の予算を使う前にティッカーの確認を求めます。

ラウンドテーブル編集画面を開く

Institution ヘッダーの Roundtable を選び、ラウンドテーブル編集画面(Roundtable Builder)を開きます。画面は三つの領域に分かれています。

  • 左のライブラリ:ラウンドテーブル、フェーズ、Agent テンプレート
  • 中央のラウンドテーブルプレビュー:フェーズ順序と参加者
  • 右の設定:選択したフェーズまたは Agent

ヘッダーには予算見積もりと検証エラーが表示されます。元に戻す、やり直すは現在の編集セッションに適用されます。

フェーズを構成する

フェーズカードを選ぶと、タイトル、実行タイプ、共通プロンプト、Debate のラウンド数を編集できます。次の操作が可能です。

  • Final の前に新しいフェーズを追加する
  • ドラッグまたは矢印で順序を変える
  • Final 以外のフェーズを複製または削除する
  • 組み込みまたは保存済みのフェーズテンプレートを読み込む
  • 現在のフェーズを再利用テンプレートとして保存する

作業の流れに合わせてタイプを選びます。

タイプ使う場面
Context後続 Agent に共通の方針、履歴、制約が必要なとき
Parallel複数の視点が独立して証拠を集めるとき
Debate反対意見を指定したラウンド数で検証するとき
Synthesis一人の管理 Agent が複数の貢献をまとめるとき
Final一人の管理 Agent が最終結論を書くとき

Final は末尾に固定されます。Debate には二人以上の Agent、Synthesis と Final にはそれぞれ一人の管理 Agent が必要です。Final には一人だけ配置できます。

Agent を追加して設定する

Agent カードを選ぶと設定が開きます。変更できる項目は次のとおりです。

  1. 名前と役職名:実行画面で責任を明確にします。
  2. フレームワーク:投資手法または分析視点を示します。
  3. システムプロンプト:テンプレートを維持、編集、または空白から作成します。
  4. スキル:利用可能な調査スキルすべて、または選択した一部を許可します。
  5. Web 調査:その Agent の Web 検索を許可または禁止します。
  6. ループ:単発または反復を選び、ツール呼び出し、タイムアウト、出力長を制限します。

実行前にコンパイル済みプロンプトを開き、実際の指示を確認できます。Agent の指示、フェーズプロンプト、タスク文脈、出力要件がまとめて表示されます。

Agent は追加、複製、同じフェーズ内での並べ替え、最低人数を満たす範囲での削除ができます。Agent テンプレートを適用すると、選択した Agent のフレームワーク、プロンプト、スキル、ループ設定が置き換わります。再利用したい設定は Agent テンプレートとして保存します。

株式リサーチの実用例

ある上場企業が長期投資に値するかを判断する場合、ラウンドテーブルを次のように構成できます。

フェーズAgent目的
Context投資方針、企業沿革投資期間、判断基準、本当に答えるべき問いを明確にする
並列調査事業基盤、業界構造、財務諸表、バリュエーション四つの補完的な視点から企業を独立して検証する
Debate成長の強気派、利益の質の弱気派競争優位と成長見通しが市場の期待を正当化できるか検証する
Synthesisリサーチマネージャー証拠、意見の相違、データ不足、シナリオを整理する
リスクレビュー財務健全性リスク、ガバナンス・イベントリスク下落経路と投資仮説が崩れる条件を検証する
Finalポートフォリオマネージャー結論と監視計画を作成する

Agent の人数を増やすことが目的ではありません。各 Agent は、最終判断を変え得る独立した問いを担当します。

適切な単位で保存する

  • セッションを保存すると、編集したラウンドテーブルが現在のセッションで有効になります。
  • テンプレートを保存すると、ラウンドテーブル全体を別のセッションでも使えます。
  • 一部分だけを使い回す場合は、フェーズまたは Agent を個別に保存します。
  • 復元を選ぶと、作業コピーが元のテンプレート状態へ戻ります。

組み込みテンプレートは変更できません。ユーザー作成のラウンドテーブルテンプレートは名前変更と削除ができ、フェーズテンプレートは削除できます。既存セッションと実行スナップショットはコピーを保持するため、テンプレートを削除しても過去の作業は消えません。

実行を確認する

保存後に編集画面を閉じ、調査質問を送信します。ラウンドテーブルのサイドバーには次の内容が表示されます。

  • 現在のフェーズと Agent
  • 待機中、実行中、完了、失敗、スキップの状態
  • 推論、ツール収集、結果確認、執筆の進行
  • 各 Agent の結論と詳細な調査レポート
  • セッションの実行履歴

最終回答は利用できる証拠を統合し、Agent ごとの全文を繰り返しません。情報源、ツール活動、前提、最終結論との相違を調べる場合は個別の Agent 結果を開きます。生成に成功すると HTML と PDF のレポートも表示されます。

各実行では、その時点のラウンドテーブルが固定して保存されます。後でセッションを編集すると次回は新しい構成を使い、過去の実行は元のフェーズ、Agent、制限、出力を保持します。

単一資産と複数資産

単一資産ではセッションのラウンドテーブルが一回動き、Final Agent がレポートを作ります。複数資産では資産ごとの調査後に Allocator が利用可能な結果を比較し、必要に応じて比率を提案します。一部の資産が失敗した場合は部分完了となり、失敗内容も残ります。

BTC、ETH、SOLを次の四半期について比較してください。

中程度のリスクで、50,000ドルをBTC、GLD、NVDA、USDCへ配分してください。

結果を慎重に読む

標準テンプレートは、評価、投資論点、シナリオ、取引計画、リスクレビューの作成を目指します。カスタムラウンドテーブルは設定したプロンプトと役割に従うため、最終形式が変わる場合があります。次を確認してください。

  • completepartialinsufficient_data のどの状態か
  • 失敗したフェーズまたは Agent
  • 実際に集められた証拠
  • 結論を覆す前提
  • 提案が自分のポートフォリオとリスク制限に合うか

結論に基づいて行動する

Institution Mode は資金を動かしません。実行は別の依頼として開始します。

ラウンドテーブルの BTC 基本シナリオを使い、1,000 ドルの現物注文を準備してください。

Minara は注文を改めて解決し、プレビューを表示して必要な確認を待ちます。ラウンドテーブルの提案は判断材料であり、取引許可ではありません。

CLI と運用

ラウンドテーブルの完全な設定は Web UI で行います。CLI は標準の機関投資家モードの実行と、学習ライフサイクルの管理に利用できます。

minara institution history --limit 20
minara institution history --ticker BTC
minara institution finalize <run_id> --reason "position closed"
minara institution reflect <run_id> --window 7d
minara institution reflect-pending

環境制限と学習設定は Institution Mode 環境変数を参照してください。

次のステップ

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